NEW ◆寒暖差にご注意ください。(10/3)
サヒナキャンプ場とは
植物のように、光のほうへ。
人間の足は、いま住んでいるところと そことは違う場所の両方をしっかりと踏まえるために、 2本あるらしい。
その場所はきっと、自分が生きている根もとのところで、 何かもっと大きなものにつながっている。
安心を経験した子どもが、信頼をおぼえるように。
全身を抱きしめられた子どもが、 たくさんの愛を感じることをおぼえるように。
僕たちが僕たちであるためには、 やさしくて、みずみずしくて、美しい、 朝日のような場所が必要だ。
いまここにある響き 世界中のどんな場所にあっても、 そこには他のあらゆる場所が同時に関わっている。
だから人が目にする全ての物には、 いつも世界全体が反響しているという。
東洋の音楽は草のようなもので、 風になびき、季節で色が変わるという。
だからニセコの光と風は、 この星の無数の響きによって、 柔らかく編まれている場所。
そこに大好きなテントを張ろう。
黄昏に心ひかれるのはなぜだろう。
『誰そ彼』。
昼と夜とのあいだには、 人の顔がふっと見えなくなる時間がある。
アラビアの遊牧民は、 灼熱の砂漠の太陽を、残酷で嫉妬深い老婆に、 月を美しい青年に例えるという。
月は、旅人を導き、草に露をしたたらせ、 人々の眠りを守ってくれるエネルギー。
太陽が去った世界の豊かさを、静かにまさぐろう。